バブル2022/05/20



「バブル」 TOHOシネマズ日比谷
重力を操る泡「バブル」が降り注ぎ、重力が壊れた東京。街は家族を失った若者たちの遊び場となり、ビルからビルへ跳びまわるパルクールのチームバトルが行われていた。渋谷を拠点とするブルーブレイズのエースであるヒビキ(声:志尊淳)は特殊な聴覚の持ち主で、他人とのコミュニケーションが苦手だ。ある日のプレイ中に重力が歪む海へ落下した彼は、謎の少女ウタ(声:りりあ)に助けられる。不思議な力を持つウタは、ヒビキだけに聴こえる音に反応する。2人の出会いは、世界を変える真実へとつながっていく。
SFだけど、人魚姫がベースにあります。そして、重力がおかしい世界で、パルクールをする話です。それを聞いては何がなんだかわかりませんね。
私は細田守監督の「竜とそばかすの姫」を思い起こしました。「竜とそばかすの姫」は「美女と野獣」がベースになっているからです。そして、美しい歌声も聴けることが共通しています。
「バブル」はキャラクターの絵はかわいいですが、あまり子ども向けではないです。テーマは「輪廻転生」なんではないでしょうか。ちょっと難解なところもありますが、面白かったです。人類も地球も、崩壊と再生を繰り返しているのです。
東京が侵略されつつある状況です。異星人というか、人類とは違うものは、そんなにわかりやすいものではないのです。宇宙人とか人魚とか、人類とは違うものが、東京をしいては地球を侵略しよううとしているように感じました。
作品は配信もしていますが、映画館のスクリーンの方が、臨場感・浮遊感、映像のきれいさは体感できると思います。東京が廃墟のようになった風景、明るい色合いで描かれていて、良かったです。人魚姫と言われると、確かにストンと納得できるのです。だからバブルか。バブル経済じゃないですよぉ。

★★★★☆ 4-

コメント

トラックバック