アネット2022/04/11



「アネット」 角川シネマ有楽町
人気スタンダップコメディアンのヘンリー(アダム・ドライバー)と有名オペラ歌手のアン(マリオン・コティヤール)は、大恋愛の末に結婚。2人の間にはアネットが誕生する。理想的なセレブカップルの2人だったが、ヘンリーは次第に嫉妬や猜疑心に悩まされていく……。
「ポンヌフの恋人」などのレオス・カラックス監督のロック・オペラ・ミュージカル。2021年・第74回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞。

すみません。ちょっとネタバレになるかもしれないので、予備知識なしで観たい方は後で読んでください。
オープニングが素晴らしいです。音楽担当のスパークスや、監督や娘さんも出てきて、みんなが歌いながら、街へ出て進んで行きます。
ラブラブな2人の様子が、ちょっと長く続きますが、だんだん不吉な予感がしてきます。ちょっとホラーっぽいかもしれません。アネットが人形なので、驚きますが、よくできていて「ほんとうのピノッキオ」のピノッキオみたいでした。
日本人俳優も出ているとは知らなかったので、古舘寛治が、出てきて時も驚きました。歌ってもいました。水原希子に似てる人も出ていると思ったら、本人でした。ミュージカルと言ってもかなり異色なんです。シュールな世界で、面白かったです。自分勝手な男の話な気もするのだけど、アダム・ドライバー、カッコ良かったです。エンディングも和気あいあいとしていて、映画を制作しているチームが結束しているのが、伝わってきます。

★★★★☆ 4+