狐憑きの娘 浪人左門あやかし指南2021/11/08


狐憑きの娘

「狐憑きの娘 浪人左門あやかし指南」 輪渡 颯介・著 講談社文庫
川辺で侍の屍体が忽然と消え、目撃した子どもが次々と死んだ。一方、手習塾の師匠・良峻は狐憑きと噂される娘の弓枝と、夜中にうろつく怪しい人影に悩まされている。相談を受けた酒と怪異が好きな左門は、剣術師範候補の甚十郎に見張りを手伝わせるが、甚十郎はひどい怖がりで侍の霊に怯えている。さらに狐憑きと噂される弓枝と縁談話が持ち上がる……。
シリーズ第4弾にして、完結編。幽霊なのか、人の仕業なのか、怪談話が中心のシリーズなのに、なぜかほのぼのとした雰囲気が良いです。1巻目が読みにくかったけど、話に繋がりがありました。
時代物推理小説で、左門がなんでもお見通しなのです。まさにシャーロック・ホームズのような人です。作者の次の作品、古道具屋皆塵堂シリーズにも共通しているところもあります。怖くないのは良いですが、この話では子どもが亡くなっているのが、残念な気もしました。 

そして、バトンは渡された2021/11/09



「そして、バトンは渡された」 TOHOシネマズ上野
これまで4回も名字が変わった優子(永野芽郁)。現在は料理上手な義理の父・森宮(田中圭)さんと2人で暮らしている高校生。将来のことや友だちのことなど様々な悩みを抱えながら、卒業式にピアノで演奏する「旅立ちの日に」を猛特訓する日々を送っていた。一方、夫を何度も変えながら自由奔放に生きる梨花(石原さとみ)は、泣き虫な義理の娘みぃたんに精いっぱいの愛情を注いでいたが、ある日突然、娘を残して姿を消してしまう。
原作の流れを汲みつつ、省略や変更されている内容もあったけど、うまくまとめていました。原作よりもじんわり泣けました。梨花さんは、ちょっとサイコな女にも感じてきました。こうと決めたら行動力があります。
配役は、私はあっていたと思います。配役知ってから、本を読んだせいかもしれません。食べ物がたくさん出てくる映画でした。実の親ではないけど、愛情をかけてもらって、優しい子に育った主人公の成長の話でした。原作と比べてみるのも、楽しいと思います。

★★★★☆ 4-

フルーツタルト2021/11/10



上野で映画を観た後に、ぶらぶらと秋葉原まで歩いて、アトレの“ア・ラ・カンパーニュ”で、タルトを食べました。総武線のホームから見えるお店です。

ほんとうのピノッキオ2021/11/11



「ほんとうのピノッキオ」 TOHOシネマズシャンテ
貧しい木工職人のジェペット爺さん(ロベルト・ベニーニ)が丸太から作った人形が、命を吹き込まれたようにしゃべり始める。ピノッキオと名付け可愛がるのだが、落ち着きなく、ジェペットのもとを飛び出して行ってしまう。「人間になりたい」と願うピノッキオは、道中で出会った優しい妖精の言いつけも、おしゃべりコオロギの忠告にも耳を貸さず、ひたすら命がけの冒険を続けるが……。
児童文学のピノキオを原作としていますが、あまり子ども向けという感じではありません。かといって、ダークファンタジーにしては、それほど怖くもないです。ピノッキオは、どうやって撮影しているのかわからないけど、木目があるけど、ちゃんと表情もあるのです。とてもよくできています。全部がCGではないと思うし、子どもらしい動きで、動くたびに木のこすれるような音がするし、本当にピノッキオでした。妖精が美しい人でしたし、出会う人や動物?のような人たちもかなり個性的でした。ちょっと長い気もしたけど、面白かったです。


★★★★☆ 4

茄子と辛肉みそのぶっかけ2021/11/12



映画に行く前に有楽町“恵比寿 初代”で、食事。
茄子と辛肉みそのぶっかけを頼む。そば自体が美味しい。今度はもっとそばの味がわかるように、そば切りを頼みたいな。


カウンターのみ、10人位でいっぱいになるお店。交通会館地下1階。

おいしいにっほんシリーズ第3集2021/11/13



おいしいにっぽんシリーズ、第3集な名古屋。名古屋の食べ物好きなので、切手を買いました。消印は、鉄板ナポリタンと味噌煮込みうどん。

エターナルズ2021/11/14


エターナルズ

「エターナルズ」 TOHOシネマズ日比谷
「アベンジャーズ エンドゲーム」後の世界を舞台に、これまで人知れず人類を守ってきたエターナルズが姿を現し、未曽有の危機に立ち向かう。遙かな昔から地球に存在し、7000年もの間、陰から人類を見守ってきたエターナルズ。最凶最悪の敵サノスによって半分が消滅させられた全宇宙の生命は、アベンジャーズの戦いによって復活したが、その時の強大なエネルギーによって新たな脅威が誕生し、地球に迫っていた。その脅威に立ち向かうべく、これまで身を潜めていたエターナルズが再び集結する。
出演はアンジェリーナ・ジョリー、ジェンマ・チェン、リチャード・マッデン、マ・ドンソク、バリー・コーガンなど。
「ノマドランド」のクロエ・ジャオ監督が、マーベルのヒーローものを撮ると言うので、興味が湧きました。
ちょっと長いかなぁ。156分あるし、ちょっとウトウトしたせいか、話がよくわからなくなってしまいました。カタカナ言葉が多くて、それは何だった?と思いつつ、雰囲気で楽しみました。それぞれに、戦う能力が違うので、私はX-MENみたいだなと思いました。目からビームっ、X-MENにもいたし。話はまた続いていくようです。気になります。

★★★☆☆ 3+

英国王室が愛した花々2021/11/15



「キューガーデン 英国王室が愛した花々」 東京都庭園美術館
ロンドンにあるキューガーデンは、王立植物園。ボタニカルアートを多数所蔵しているそうです。18〜19世紀のボタニカルアートと、王室御用達となったウエッジウッド社の陶磁器を展示しています。
庭園美術館の建物を生かして、多様な植物画をたくさん見ました。お天気が良くて、庭を散策。あまり花はなかったです。
久しぶりに、庭園美術館へ行きました。



ボルシチ、つぼ焼きランチ2021/11/15



新宿へ移動して、ミロードの“マトリョーシカ”で、ランチ。少し時間が早かったから、すぐに入れたけど、お店を出たら、並んでいました。

川瀬巴水 旅と郷愁の風景2021/11/16



「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」 SOMPO美術館
大正から昭和にかけて活躍した版画家・川瀬巴水(1883-1957)の回顧展です。初期作品から、晩年まで、まとめて見れます。たくさん旅をして、日本らしい郷愁を誘う作品がいっぱいあります。旅のスケッチ帳もありましたが、かなり完成度が高い絵を、その段階で描いています。東京の風景もあって、当時の風景を知ることもできます。川瀬巴水の作品の魅力は、特に夕暮れだと思います。薄紅色に染まる空、夜の風景も良いです。雪もきれいです。
スティーブ・ジョブズも川瀬巴水作品のコレクターだった事で、知られています。来館者の中には、若い人も多かったので、もしかして、スティーブ・ジョブズをきっかけに、川瀬巴水を知った人もいるのかもしれないと思いました。