無縁塚 浪人左門あやかし指南2021/10/29


無縁塚

「無縁塚 浪人左門あやかし指南」 輪渡 颯介・著 講談社文庫
幽霊屋敷と呼ばれているその家は、総領息子が座敷牢に閉じこめられたり盗賊に一家惨殺された過去がある。その後、女の幽霊や顔の潰れた男が出ると夜、頼まれて見に行った甚十郎の兄弟子、鉄之助は忽然と姿を消し、更に調べに行った怖がりの甚十郎も消えた。そして、死体が残された。「本物の幽霊屋敷だ」と見切っていた平松左門が、やってくる。
シリーズ3作目にして、やっと左門が主人公らしくたくさん出てきました。前作はどちらかと言うと、甚十郎が中心でした。でも、謎を解くのはいつも左門です。時代劇の本格ミステリーのようになりました。複雑な人間関係で、謎がわかっても、そうだったのかと、全然思いつきませんでした。でも、聞いたら納得できました。甚十郎の怖がりっぷりが、ホッとさせて、コミカルな話になっています。左門の鮮やかな剣さばきと、知性があるのに、全くやる気がなくて、相変わらずお酒ばかり飲んでいるのも、良いです。3作目にして、どんどん面白くなっていくようです。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
3+2=

コメント:

トラックバック