由宇子の天秤2021/10/02


由宇子の天秤

「由宇子の天秤」 ユーロスペース
3年前に起きた女子高生いじめ自殺事件の真相を追う由宇子(瀧内公美)は、ドキュメンタリーディレクターとして、世に問うべき問題に光を当てることに信念を持ち、製作サイドと衝突することもいとわずに活動をしている。その一方で、父・政志(光石研)が経営する学習塾を手伝い、父と二人三脚で暮らしていた。しかし、政志の思いもかけない行動により、由宇子は信念を揺るがす究極の選択を迫られる。
主人公由宇子は、忖度なしに真実を追求していくディレクターとして、バリバリと仕事をこなしています。取材する相手に寄り添って、本音を聞き出します。でも、身内の問題に突き当たった時、悩みながらも、葛藤し、気持ちが揺らいでいくのです。明るい話ではないけど、主人公と一緒になって、どうすれば良いのだろうか、どうなるのかと、引き込まれて観ました。
主役の瀧内公美さんは、「彼女の人生は間違いじゃない」という映画で見た時に、美しい人だなぁと思っていました。そういえば、どちらの映画もお父さん役が光石研さんでした。

★★★★☆ 4

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