寒梅 隅田川御用帳172021/08/31



「寒梅 隅田川御用帳17」 藤原 緋紗子・著 光文社文庫
元老中の楽翁こと松平定信の命で、越後の秋山藩を探っていた密偵が、消息を絶ったので、調べに行ってほしいと密命を受けて、十四郎は旅立った。藩では、貧困にあえぐ農民と、藩政を二分する問題が起こっているのを知る……。
前作に続き、2話の話が入っていて、同行した楽翁の密偵の平蔵と秋山藩の人達に協力してもらい、見事な手腕で問題を解決しました。面白かったです。
しかし、帰る前に新たな密偵が新しい依頼を持ってきます。柏崎で多発する金品強奪事件の調査に、そのまま出かける事になります。それが2話目でした。祝言を挙げたばかりなのに、お登勢のもとには。まだ帰れませんでした。かわいそうに。