恋の病 潔癖なふたりのビフォーアフター2021/08/24


恋の病 潔癖なふたりのビフォーアフター

「恋の病 潔癖なふたりのビフォーアフター」 アップリンク吉祥寺
台湾映画。重度の潔癖症である青年ボーチン(リン・ボーホン)は、一般的な社会生活を送ることができず疎外感を抱えていた。ある日、いつものように防塵服に手袋とマスクの完全武装で外出した彼は、電車内で同じような格好をした女性ジン(ニッキー・シエ)を発見する。彼女も重度の潔癖症で、同じ気持ちを理解できる同士で、運命の出会いを感じる。2人は安心感に満ちた関係を築いていく。しかし、ボーチンから突然、潔癖の症状が消えてしまったことで、2人の思いは次第にすれ違っていく。
変わった映画でした。リズムがあって、2人の動きがシンクロしています。色も同じではないけど、よく考えられています。初めは画面が小さくて、これはスマホ映像みたいだなぁと思っていたら、後で調べたら、全編iphoneで撮影されているようです。
ファッションが対照的な色を使ってオシャレだったし、部屋のインテリアも素敵でした。もちろん潔癖症だらか、とてもきれいにしています。ポップな映画かと思いきや、だんだんとシビアになってきて、終わり方は、私は中途半端な感じがしました。中間を得て、幸せになったのかと思ったら、そうはうまくいかないという考察のような映画でした。
潔癖のくせに、話す時はマスクを外す時が多く、違和感がありました。同居するようになっても、前の部屋は残してあって、持ち家?なのかよくわからなかったです。でも、個性的な映画で楽しめました。

★★★★☆ 4-

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