風蘭 隅田川御用帳102021/08/03



「風蘭 隅田川御用帳10」 藤原 緋沙子・著 光文社文庫
駆け込み寺「慶光寺」の御用宿「橘屋」に、寺を出て普通の暮らしに戻ったはずのお妙が火付けの罪で捕縛されたという報せが入る。お妙を救えなかったことに傷付き悩む橘屋の女主人お登勢は……。お登勢をはじめ橘屋の用心棒・塙十四郎や慶光寺の主、寺役人にまで未曾有の危機が次々に訪れる。
今回も、濡れ衣を着せられそうになる話がありました。慶光寺で修行中の女性が一時的に外に出た時に巻き込まれます。犬のごん太は、人の言葉もわかっているようで、どっちに行ったか聞いたら、人を探すのを手伝っていました。警察犬よりもすごいかも。最後の一遍は、今度はお登勢が、焼きもちを焼いてしまいそうな話で、思い悩んでいました。美しい未亡人を、十四郎が助けていて、その子どもをまるで父親のように面倒をみているのです。早いところ、ハッキリしてほしいというのが、お登勢の気持ちでしょうね。