夏の霧 隅田川御用帳82021/07/26



「夏の霧 隅田川御用帳8」 藤原 緋沙子・著 光文社文庫
縁切り寺「慶光寺」御用宿「橘屋」に、小料理屋「鶴亀屋」の仲居お勝が駆け込んで来た。亭主の段七は牡丹作りの名人なのだが、売れた牡丹の苗木のお金をどこかに持って行ってしまっているのだという。橘屋の用心棒・塙十四郎はその亭主のことを調べ出すのだが……。
まず問題が提示されて、橘屋の番頭と一緒に調べるといろいろわかってきて、最後に真剣勝負があるという流れになっています。剣での戦いは、小説ならば文章を読んで想像するしかないのだけど、相手の剣をはらったり、躱したり、スピード感があります。相手のどこを切ったか、殺したのか、怪我させたのか。だいたいは御用の者が来て召し捕られていきます。そして、一件落着。わかっていても面白いです。