冬桜 隅田川御用帳62021/07/17



「冬桜 隅田川御用帳6」 藤原 緋沙子・著 光文社文庫
縁切り寺「慶光寺」に来て半月のおきよの亭主竹次郎が亡くなった。亭主の死で離縁が叶ったおきよだが、寺を出た彼女に悪い噂が立つ。慶光寺御用宿「橘屋」の塙十四郎は、おきよの周辺を調べ出したが、おきよの知られざる過去を知る。そして、待っていたのはやるせない結末だった……。
1冊の中に4つの短編で連作になっています。1話づつ終わるものの、哀しい内容も多いです。離縁がしたくて駆け込む話だけではなく、偶然知り合った人が困っているのを助けたりします。今回の本では、駆け込みに来たのが男の人というのもありました。駆け込みは、女性しか対応しないのですが、背景には事情があるし、無実の罪をきせられたりしました。この時代は、恐ろしくて、拷問で自白させられて、死罪になることが度々あります。今よりも無実を立証するのが難しいです。