RUN ラン2021/07/11



「RUN ラン」 TOHOシネマズ日本橋
郊外の一軒家で母と暮らすクロエ(キーラ・アレン)は、生まれつきの慢性の病気により、車椅子生活を余儀なくされていた。しかし、前向きで好奇心旺盛な彼女は大学進学を望み、自立しようとしていた。ある日、クロエは自分の体調や食事を管理し、進学の夢も後押ししてくれている母親ダイアン(サラ・ポールソン)に不信感を抱き始める。母に飲まされている薬の正体を知り、愕然とする……。
娘を病気に追い込んで、周囲から同情をひいたり、かいがいしく世話をすることで心の安定をはかる一種の虐待、代理ミュンヒハウゼン症候群の話かと思ったら、それだけでもなく、いやちょっと違います。怖い話でしたが、面白かったです。
ハラハラします。クロエは、母の事を疑い始め、行動を起こすけど、インターネットや、スマホがない状態で、外へ連絡を取るのが難しいのです。近所に家もないです。頭の良い子だと思うのですが、体が自由に動けないし、勉強も母の指導のもと、家でずっとしてきたようで、友達もいないようです。母の狂気がおぞましいですが、クロエを応援しながら見る映画でした。ラストは、どうなんでしょう。好悪が分かれるかもしれないけど、それを含めて、私は面白かったです。
パソコン画面上でドラマが展開する斬新なサスペンススリラー「search サーチ」のアニーシュ・チャガンティ監督の作品です。

★★★★☆ 4