おぼろ舟 隅田川御用帳52021/07/10



「おぼろ舟 隅田川御用帳5」 藤原 緋沙子・著 光文社文庫
小伝馬町から囚人たちが切放しになった。囚人たちに恐れをなし、町から人気は消えた。そんななか、縁切り寺「慶光寺」の御用宿「橘屋」の雇われ人である塙十四郎は、殴られていた男を救い出す。その男の口から出てきた話は、にわかには信じられない話だった。
江戸の町は火事が多く、その時に囚人が一時的に外に出されて、三日後にまた戻ってくるようにいいつけるらしいです。戻って来ない場合は死罪になるそうです。数日、家族と過ごしてくるという人もいるようです。
今回の話は、長い間、船で遭難していて、奇跡的に帰ってきた男の人が中心です。なんと10年ぶり、なぜかそういう人が、すぐに戻れず、囚人の扱いなのです。この話は良かったです。
他に十四郎の幼なじみ、金吾もやっと祝言をあげることができました。