ファーザー2021/05/20



「ファーザー」 Bunkamuraル・シネマ
ロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニー(アンソニー・ホプキンス)は認知症により記憶が薄れ始めていたが、娘のアン(オリヴィア・コールマン)が手配した介護人を拒否してしまう。そんな折、アンソニーはアンから、新しい恋人とパリで暮らすと告げられる。しかしアンソニーの自宅には、アンと結婚して10年以上になるという見知らぬ男が現れ、ここは自分とアンの家だと主張。そしてアンソニーにはもう1人の娘ルーシーがいたはずだが、その姿はない。現実と幻想の境界が曖昧になり、アンソニーは混乱する。
映画を見ていない時から、アカデミー賞最優秀主演男優賞は、アンソニー・ホプキンスがとるのではと、友人に言っていたのですが、その通りになりました。
この映画は若い人が見たらピンとこないかもしれないけど、年老いた親を持つ人には、すごく刺さりそうな気がします。私の兄は病気で記憶障害があったのですが、こういう感じだったのかなぁと思いました。この映画の珍しいところは、認知症側から見た光景を映し出していることです。それは、ちょっと恐怖を感じるくらい、周りが変わってしまったり、言っていることが違っているようにも感じるのです。認知症世界を体験しているようです。自分は普通だと思っているけど、肝心な事を忘れているのです。認知症の親を介護する世代の人は、この映画を見ると、少しは理解できるのではないかと思えました。アンソニー・ホプキンスはやはり名優です。

★★★★☆ 4

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