見ないふりして2021/03/13



「見ないふりして」 メアリ・H・クラーク 新潮文庫
不動産会社で働くレイシーは、死んだ娘の部屋を売りたいという依頼を受ける。打ち合せのためアパートを訪れた彼女を待っていたのは、銃声と見覚えのある男が走り去る姿だった。瀕死の依頼人イザベルはレイシーに娘の日記を託す。イザベルは娘が殺されたと信じていた。その証拠となる事が日記に書かれているのだとうか。殺人の目撃者となってしまったレイシーは、FBI証人保護プログラムを適用されるが。
メアリ・H・クラークの本は、基本的に主人公が若く美しい人で、頭が良くておしゃれな人、ミステリーだけど、ロマンスもあって、ハッピーエンドのはずと思うと安心して読めます。今回はFBI証人保護プログラムで、身を隠す主人公。そういうのがアメリカ映画ではよく聞きますけど、どんな感じなのかと興味深く読みました。飽きさせない読みやすい展開で、面白かったです。