笠松紫浪2021/02/10



「没後30年記念 笠松紫浪-最後の新版画」 太田記念美術館
笠松紫浪(1898~1991)は、大正から昭和にかけて活躍した絵師です。鏑木清方に入門して日本画を学び、大正8年(1919)、版元の渡邊庄三郎から新版画を刊行しました。その後、昭和7~16年(1932~41)には、モダンな東京の街並みや温泉地の風情を淡い色彩で表現した新版画を、数多く制作しています。戦後は渡邊庄三郎から離れ、昭和27~34年(1952~59)、芸艸堂から版画作品を刊行しました。新版画の初期から関わり、戦後になっても精力的に版画を制作し続けたという意味で、紫浪は「最後の新版画家」であると言えるでしょう。 


知らない画家でしたが、新版画が好きなので、行ってみました。色もきれいだし、とても良かったです。温泉や温泉街の絵がわりとあって、今は旅行もできないので、昭和初期の風景を見ながら、旅情を味わいました。
東京タワーの絵は洋風に見えたので、エッフェル塔かと思いました。

闇の狩人 上2021/02/11



「闇の狩人 下」 池波 正太郎・著 角川文庫
盗賊の小頭、雲津の弥平次は、山奥の湯治場で、記憶を失い、命を狙われている若い浪人を助ける。名前を思い出せない若者に、弥平次が谷川弥太郎と名付ける。弥太郎は、凄まじい剣の腕を持っていた。時を経て江戸で再会した二人だが、弥太郎は人を殺める仕掛人になっていた。身を案じる弥平次だが、彼も盗賊の跡目争いに巻き込まれている……。
池波正太郎の本は、これまでエッセイ1冊しか読んでなかったのですが、面白いです。こちらは庶民の話ではなく、切った張ったの世界です。命を狙われて、ずっと緊張感があります。その中でも、良い人、信頼できる人との、繋がりの大切です。闘いや駆け引き、支える女たち、謎を追うミステリー、盛りだくさんです。人間関係も絡み合っています。楽しみに下巻を読みます。

春江水暖 しゅんこうすいだん2021/02/12


春江水暖 しゅんこうすいだん

「春江水暖 しゅんこうすいだん」 Bunkamuraル・シネマ
再開発のただ中にある杭州市の富陽地区。顧家の家長である年老いた母の誕生日を祝うため、4人の息子や親戚たちが集まる。しかし祝宴の最中に母が脳卒中で倒れ、命は取り留めたものの認知症が進み、介護が必要になってしまう。飲食店を営む長男、漁師の次男、ダウン症の息子を男手ひとつで育てる三男、気ままな独身生活を楽しむ四男ら、息子たちは思いがけず、それぞれの人生に直面することになる。
大河・富春江が流れる街・富陽の美しい自然を背景に、変わりゆく中国社会の中で懸命に生きる大家族の四季を描いた人間ドラマ。
中国のグー・シャオガン監督の長編デビュー作。デビュー作とは思えない渾身の作品です。最後まで見て第一巻完と出ていたから、きっとまだ続きがあるのだと思います。話が途中というわけではありませんでした。
四季の移り変わりが、とても美しいです。でもじっくりと長回しなので、かなりゆったりと見せられます。150分なので、やや長すぎる気もしました。
中国の人々の生活ぶりが面白かったです。ちょっと昔の日本のような雰囲気もあります。近代化の波が寄せて、都市へと変貌してく様子がよくわかります。
息子4人たちの、それぞれの生活、苦労など。孫のグーシーがきれいでした。富春江という大河が、日常生活のすぐそばにあり、泳いだり、釣りをしたりしていました。雨や雪、夕方の風景など、本当に美しかったですが、家族の話は、みんな大変でした。第二巻があるなら、見たいです。

★★★★☆ 4

マーメイド・イン・パリ2021/02/14



「マーメイド・イン・パリ」 新宿ピカデリー
バーでパフォーマーとして働くガスパール(ニコラ・ディヴァシェル)は、ある夜、傷を負い倒れていた人魚ルラ(マリリン・リマ)を見つける。美しい歌声で男たちを魅了し、恋に落ちた男の命を奪っていたルラは、ガスパールの命も奪おうとする。しかし、過去の失恋により恋する感情をなくしてしまったガスパールには、ルラの歌声がまったく効果がなかった。2人は次第に惹かれ合っていくが、ルラは2日目の朝日が昇る前に海に帰らなければ、命を落としてしまうという。
人魚姫や、映画「スプラッシュ」を想像すると、ちょっと違うのです。ギリシャ神話のセイレーンなのです。歌で男を惑わして、殺してしまう。ルラに恋をしなかったガスパールは、死ななかったのです。しかし、好きになると危険になるのです。ロッシ・デパルマ演じるのは隣りのおせっかいなおばさんと思ったら、結構活躍してくれました。ロッシの部屋のお風呂が可愛かったです。オシャレなファンタジーでしたが、ちょっと眠くなってしまいました。ボヤが起きたあたりの記憶が曖昧です。ルラの秘密を知り、追いかける医師が、ロマーヌ・ボーランジェで、ガスパールのお父さんが、チェッキー・カリョだったのか。パリの街がステキでした。バトームーシュのようなサイズの船が、レストランバーでした。フラワーバーガーと言う店の名前が、不思議でした。

★★★☆☆ 3+


ステッカーとお風呂に浮かべるアヒルを来場時にいただきました。

バレンタインデー2021/02/15



バレンタインデーに、友だちから、チョコレートが送られてきました。ありがたくいただきます。

すばらしき世界2021/02/16


すばらしき世界

「すばらしき世界」 TOHOシネマズ日比谷
殺人を犯し13年の刑期を終えた三上(役所広司)は、目まぐるしく変化する社会からすっかり取り残され、身元引受人の弁護士らの助けを借りながら自立を目指していた。生き別れた母を探す三上に、やり手のテレビプロデューサーの吉澤(長澤まさみ)は、ドキュメンタリーに仕立てようと、若手テレビディレクターの津乃田(中野大賀)に依頼をかける……。
「ゆれる」「永い言い訳」の西川美和監督。これまではオリジナル脚本の映画を手がけたきた印象ですが、今回は佐木隆三が実在の人物をモデルにつづった小説「身分帳」を原案にしているそうです。人生の大半を裏社会と刑務所で過ごした男の再出発の日々を描いています。
役所広司がとても良かったです。カッとなると、我慢できなくなって、暴力もふるってしまうのですが、弱い者いじめをやめさせるためだったり、理不尽なことに意見したりするためで、とても純粋なところがあるのです。強面な役なんだけど、なんだか憎めない感じです。それで、周囲には応援してくれる人も出てくるのだけど、これまで普通の仕事はしていないし、体調面にも問題があるので、就職もままならないのです。しかし、生活保護を受けているのは、本人は納得いかないのです。失効している運転免許証を取り直そうとして、空回りしています。時代は変わっていても、実在の人物がモデルとなっているので、確かに裏社会と手を切って、かたぎになろうとしても、なかなか生活がままならず、また罪を犯してしまう人も多いのもわかります。誰かが手を差し伸べないといけないのでしょうが、周囲からの理解が難しいです。想像以上にせつない話でした。最後にタイトルが出てくるのですが、そのタイミングが絶妙です。
フードスタイリストが飯島奈美さんだったので、ちょこちょこ出てくる食べ物がおいしそうでした。映画を観た翌日に玉子かけごはんとみそ汁を食べました。

★★★★☆ 4

ノンストップ2021/02/17


ノンストップ

「ノンストップ」 シネマート新宿
揚げパン屋を営むミヨン(オム・ジョンファ)は、パソコン修理工の夫ソクファン(パク・ソンウン)と娘と家族3人、つつましくも幸せな生活を送っていた。ある日、景品でハワイ旅行に当選した一家は海外旅行に旅立つが、搭乗した旅客機には北朝鮮のテロリストにより、ハイジャックされてしまう。そこでミヨンの隠されていた能力が覚醒。不審な男を瞬く間に打ちのめすほどの戦闘能力を発揮する。一方、夫のソクファンも愛する妻に見せていない別の顔を持っており、その秘めた能力で旅客機を救おうとしていた。
ハイジャック犯に立ち向かう、アクションコメディ。気楽に見れて楽しめました。どんでん返しをしようとして、ちょっとやりすぎな感じもしましたけど、全体的に笑えました。
初めに揚げパンを作っている様子が出てきて、それが美味しそうでした。人気の揚げパン屋さんのようです。奥さんにもダンナさんにも秘密があり、危機的状況に遭遇し、大活躍してくれました。

★★★☆☆ 3+

ダブルチーズケーキ2021/02/18



“コーヒーラウンジレモン”のダブルチーズケーキ、美味しかったです。コーヒーはあっさりとしていて、私は飲みやすくて好きです。
シネマート新宿の向かいにあるので、待ち時間に行くのにちょうど良いです。