幸せのかたち 立場茶屋おりき24 ― 2021/01/28

「幸せのかたち 立場茶屋おりき」 今井 絵美子・著 ハルキ文庫
参勤交代で席の暖まる暇もなかった品川宿の「立場茶屋おりき」に、ようやく日常が戻ってきた。亀蔵親分の家では、浅蜊売りがやってきて、店の前で倒れてしまう。まだ若い男の人だが、いきがかりじょう医者にみせると、重病だとわかる……。シリーズ第24弾。
知らない人だけど、面倒をみてあげます。亀蔵親分の家は義妹が夫婦で、八文屋という庶民的な料理屋をやっているのですが、そこで働く家族のような存在のおさわは、料理が上手い上に、情が深いのです。倒れた十三のかわいそうな生い立ちを知り、余計に同情してしまいます。十三には良かったけど、悲しい別れが待っています。
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