由縁の月 立場茶屋おりき202021/01/20



「由縁の月」 今井 絵美子・著 ハルキ文庫
師走も二十八日。立場茶屋おりきの茶屋と旅篭、彦蕎麦、あすなろ園の餅搗きの日。女将のおりきは、慌ただしさの最中、大番頭の達吉と常連客の吉野屋幸右衛門の身を案じていた。一方、幾千代は、呉服屋・京藤に幾富士を息子の世話係に譲ってくれないかと頼みこまれて、悩んでいた。親なら娘の幸せを一番に望むもの…。
シリーズ第20弾。出会いや別れは、このシリーズの中ではいつでもあります。今回は亡くなった人が多かったです。働いている人やお客様。読んでいるうちに、本の中では年月もかなり過ぎているようです。別れがあるのは仕方ないことです。若い人達の成長の話は、これからあるのかな。

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