あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続2020/11/14


あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

「あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続」 宮部 みゆき・著 角川文庫
三島屋の主人伊兵衛は、傷ついた姪・おちかの心を癒やすため、語り捨ての変わり百物語を始めた。悲しみを乗り越えたおちかが迎える新たな語り手は、なじみの貸本屋「瓢箪古堂」の若旦那勘一。彼が語ったのは、読む者の寿命を教える不思議な冊子と、それに翻弄された浪人の物語だった。勘一の話を引き金に、おちかは自身の運命を変える重大な決断を下すが…。
三島屋シリーズ第5弾にして、第一期が完結しました。第二期がもう発売しています。本当に百物語まで続けるのかもしれません。27話まで語られています。
おちかのゆくすえが決まって終わりましたが、怪しい話や、もののけ?おばけ?的ないろいろと珍しい話がありました。怖いだけでなく、どれも面白いのです。時代小説、怪談、人情ものの魅力があります。
ずっと会っていなかった、おちかの家族も会えたけど、サラリと書かれていたし、勘一との話ももっと詳しく知りたい気もしました。
おちかの従兄である三島屋の長男は今まで出てきていなかったのですが、最後の方に登場しました。三島屋の次男・富次郎の子どもの頃の話や、三島屋の歴史がわかりました。

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