あかね空2020/08/31


あかね空

「あかね空」 山本 一力・著 文春文庫
京から身一つで江戸へやってきた豆腐職人の永吉。長屋に落ち着き、豆腐屋を開店する、近くに住み、何かと永吉を助けてくれたおふみと夫婦となった二人は苦労しながらも、店を盛り立て、子どもにも恵まれる。しかし、様々な苦難や行き違いも起こり……。
夫婦と子どもたちの二代にわたる人情物語で、直木賞受賞作。
楽しいことばかりではなく、辛いです。心に秘めていることと別の行動をとってしまいすれ違い、もっと素直に生きられないのかと、思えます。ライバル視して、永吉たちを快く思わない者もいれば、陰ながら応援してくれる人もいて、縁や巡り合わせを感じました。

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