アンティークの祝祭2020/06/12


アンティークの祝祭

「アンティークの祝祭」 シネスイッチ銀座
近頃、意識や記憶がおぼろげになることが多いクレール(カトリーヌ・ドヌーヴ)。ある夏の朝、今日が人生最期の日と確信した彼女は、長年かけて集めてきたアンティークの人形や時計、家具などのコレクションをガレージセールで処分することを決め、庭先で売り始める。貴重な品物の大安売りで、お客や見物人が集まってにぎわっていく。そんな母の奇妙な行動を耳にした娘のマリー(キアラ・マストロヤンニ)は、疎遠になっていた家に帰ってくるが……。
彼女と半生をともにしてきた骨董品が蘇らせるのは、波乱万丈な人生の記憶だった。
カトリーヌ・ドヌーヴとキアラ・マストロヤンニ、実の母娘が演じています。今は古くなってしまったど、広い庭や、大きなお屋敷で、お金持ちそうです。からくり人形や仕掛け時計、絵画など、おそらく高価な物ばかり。大きな食器棚に入っている食器類も、もっとじっくり見たい気がしました。古いからくに人形はちょっと怖いです。ずっと前に出て行ってしまった娘とのいきさつや、家族との悲しい思い出など、だんだんと浮かびあがってきます。幻想的な映画でした。
カトリーヌ・ドヌーヴがゴーカートに乗っているシーンがあって新鮮でした。最後もあまりフランス映画っぽくないような気がします。悪魔祓いとか、よくわからないところもありました。

★★★☆☆ 3+

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