落花は枝に還らずとも 会津藩士・秋月悌次郎 下2020/05/21



「落花は枝に還らずとも 会津藩士・秋月悌次郎 下」 中村 彰彦・著
中公文庫
会津藩を救うため、秋月悌次郎は左遷の地より復帰、戊辰戦争の苦難が始まった…。
主人公はそれほど表舞台には立っていないのかもしれませんが、時代に翻弄されて、数々の苦難を乗り越えていることがわかります。出世や陰謀とは無縁で、懸命に生きるサムライの生涯が描かれていました。真面目で、温かい人柄です。
敗戦の儀式や、藩を救うための奔走で、功労者です。後年にはラフカディオ・ハーンと交流があり、神のような人と評されています。
難しい内容でしたが、時代が大きく変わっている時に、こういうことがあったのかと思いました。

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