ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像2020/02/22


ラスト・ディール

「ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像」 ユーロライブ(試写会)
年老いた美術商オラヴィ(ヘイッキ・ノウシアイネン)は、家族よりも仕事を優先して生きてきた。そんな彼のもとに、音信不通だった娘から電話がかかってくる。その内容は、問題児の孫息子オットーを、職業体験のため数日間預かってほしいというお願いだった。そんな中、オラヴィはオークションハウスで1枚の肖像画に目を奪われる。価値ある作品だと確信するオラヴィだったが、絵には署名がなく、作者不明のまま数日後のオークションに出品されるという。オットーとともに作者を探し始めたオラヴィは、その画風から近代ロシア美術の巨匠イリヤ・レーピンの作品といえる証拠を掴む。「幻の名画」を手に入れるべく資金集めに奔走する……。
フィンランド映画。画家のイリヤ・レーピンに興味を持ちました。名前を聞いたことある程度でした。画商の仕事って、こういう風になっているのかと思いつつ見ました。でも、絵の知識がなくても楽しめます。主人公がおじいさんだし、全体的に暗めのトーンです。派手なクライマックスではないですけど、静かな感動がありました。こうなったら良いなぁと思う方へはいかないのですが、結果的には良い話でした。好きです。すれ違ってしまった年老いた父とその娘、決して思いやってないわけではないのだろうけど、仕事に夢中になって、ないがしろにしてきてしまったのだと思います。孫息子オットーは活躍してくれるて、父娘だけでは、わかりあえなかった関係を、彼がいることによってつなげてくれています。
クラウス・ハロ監督は「ヤコブへの手紙」「こころの剣士を」と見てきて、お気に入りの監督になりつつあります。調べてみたら、主人公のオラヴィはヤコブへの手紙のヤコブ役の人でした。

★★★★☆ 4+

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