村上海賊の娘 二2019/03/08


村上海賊の娘 二

「村上海賊の娘 二」 和田 竜・著 新潮文庫
天下統一を目指す織田信長が、大坂本願寺を攻め立て、一向宗の門徒たちは籠城を余儀なくされていた。海路からの支援を乞われた毛利家は、村上海賊に頼ろうとする。織田方では、泉州海賊、眞鍋家の若き当主、七五三兵衛が初の軍議に臨む。武辺者揃いの泉州侍たち。信心深い本願寺勢がぶつかる。
砦をめぐる戦いが中心で、主人公と思える景の出番は少なかったけど、当時の戦いぶりが迫力ありました。織田方と大坂本願寺側の立場がわかって、どっちも応援しにくいです。もし映画化したら、大規模なセットやエキストラが必要だなぁと思いました。全4巻なので、これから後半です。