真夜中のパン屋さん 午前5時の朝告鳥2019/03/02



「真夜中のパン屋さん 午後5時の朝告鳥 大沼 紀子・著 ポプラ文庫
真夜中に開店する不思議なパン屋「ブランジェリークレバヤシ」。あれから5年の歳月が経ち、オーナーの暮林や、パン職人の弘基、そして主人公の希実や、常連客の面々にも、様々な変化が訪れていた。いろいろな人が語り手になって、短編連作形式になっています。まだ子どもだった男の子も、成長していたし、それぞれが、良い方向で、納まるところに所に納まった感じでした。どうして真夜中だけ営業しているパン屋なのか、そういうことだったのかもしれないと思いました。血はつながらないけど、家族のようになって、お互いを思いやって、個性的な常連客たちも、助けてくれるので、また大きなファミリーになっていました。やっと、完結にたどりついて満足しました。

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