かわうそ お江戸恋語り。2019/01/29


かわうそ お江戸恋語り。

「かわうそ お江戸恋語り。」 あさの あつこ・著 祥伝社文庫
商家の一人娘・お八重はごろつきから助けてくれた“川獺(かわうそ)”と名乗る男に想いを寄せている。もう一度逢いたい一心で江戸をさまようお八重は、裏長屋で川獺といた女の死体を発見してしまう。殺していないと言う川獺を信じるお八重だったが、次々と不穏な事件が周囲で起こり始める……。
初めての恋にポーッとなっているお八重が中心で、前半は特に若い女の子の心情が長々語られて、ちょっと面倒くさくなりました。好きな彼は、悪い人なのかどうなのか、そうこうしているうちに、婿取りの縁談話が持ち上がります。川獺のことが思い切れずにまた悩むのでした。
少女の成長物語なんでしょうけど、若い人向きかなと思いました。