ルージュの手紙2017/12/22

ルージュの手紙
「ルージュの手紙」 シネスイッチ銀座
助産婦のクレール(カトリーヌ・フロ)のもとに思いがけない電話があった。クレールとは血が繋がっていない義理の母・ベアトリス(トリーヌ・ドヌーブ)だった。30年近く前に出て行ってしまって、その後連絡も取っていなかった。クレールは恨んでさえいた。華やかで、人生を謳歌するベアトリスと、真面目なクレールは正反対。反発しつつも、いつしか理解しあっていく……。
クレールの助産婦という仕事が多くとりあげられていて、出産シーンも多かったです。この映画の原題は「助産婦」らしいのです。そうだとしたら、内容も納得できました。「ルージュの手紙」もヘンなわけでもないです。
クレールの父は亡くなっていて、義母も出て行ったけど、愛していたこととがわかるのです。同じ男を愛しく思っている同士なのです。クレールの息子も大きくなっていて、亡き父によく似ていることがわかるシーンが良かったです。そのような子育ても一段落した大人の女性ですが、恋愛もあったり、休日は家庭菜園をしていたり、フランス人の生活の雰囲気が良かったです。

★★★★☆ 4