はじまりの街2017/11/24

はじまりの街
「はじまりの街」 岩波ホール
父親のDVが元で、アンナ(マルゲリータ・ブイ)と13歳の息子ヴァレリオ(アンドレア・ピットリーノ)は、アンナの親友カルラ(ヴァレリア・ゴリノ)が暮らすトリノの街へと移り住む。見知らぬ土地で新たな生活を切り開くため仕事探しに焦るアンナと、友達もできず寂しい時間を過ごす息子の溝は深まっていく。そんな母子をあたたかく見守るカルラや近所のビストロオーナーのマチュー(ブリュノ・トデスキーニ)らに支えられ、居場所を作っていく…。
トリノという街は、トリノオリンピックで知った方も多いのではないでしょうか。割と大きな都市でした。親友のアンナは、自分の家の部屋を提供してくれる太っ腹です。演じるヴァレリア・ゴレノって、ハリウッド映画によく出ていたけど、イタリア人だったのを初めて知りました。
中心となるのは息子のヴァレリオ君、すごい美形でした。13歳という難しい年齢。同世代の友達もできないながら、淡い恋心も体験、そんな彼に優しくアドバイスしてくれるのが、マチューという近所の男性。こういう存在って、大切だなと思います。
母と息子が頑張って生きる、世の中にはいくらでもある話だとは思うんだけど、応援したくなります。トリノの街は、らくがきも多いけど、歴史ある建造物、川や橋など、きれいでした。その街の雰囲気を感じることができる映画でした。「トリノ、24時からの恋人たち」という映画を昔に見て、とっても気に入ったのを思い出しました。

★★★★☆ 4

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