ドリーム2017/10/08

ドリーム
「ドリーム」
ソ連とアメリカの宇宙開発競争が繰り広げられていた1961年、NASAに、ロケットの打ち上げに必要不可欠な計算を行う黒人女性グループがいた。なかでも天才的な数学の才能をもつキャサリン(タラジ・P・ヘンソン)は、宇宙特別研究本部の計算係に抜てきされるが、白人男性ばかりのオフィス環境は、キャサリンにとって決して心地よいものではなかった。一方、ドロシー(オクタビア・スペンサー)とメアリー(ジャネール・モネイ)もそれぞれ、黒人であるというだけで理不尽な境遇に立たされるが、それでも3人はひたむきに夢を追い続け、やがてNASAの歴史的な偉業に携わることとなる。
中心となる3人の女性はとても優秀なのだけど、この時代はまだ人種差別や偏見が強かったので、苦労しています。そう思うと時代はずいぶん変化してきています。優秀ならば、男性も女性も関係なく、昇進したり、昇給したりする時代になってきていると思います。でも、現代でも男性と女性の格差は日本でもあると思っています。多くの会社が役職者や役員は男性の方が多いのが普通です。
苦境に立ちながらも、頑張る3人見ていると、応援したくなるし、共感できます。偏見を持っている白人女性でキルステン・ダンストが出演していたけど、見るのが久しぶりだったので、アップになるまでわからなかったです。ちょっと感じも変わっていました。
実力を示して、だんだんと周囲の見る目も変えていった女性たち、こういう苦労があって、その後に多くのことが変わっていったパイオニア的な人たちだと思います。実際にこれらの女性たちなしに、宇宙から生還できたかどうかわからないです。宇宙開発に貢献し、差別的な態度も改めさせていく、それがl小気味よい音楽にのって展開されていて、気持ち良い映画でした。私は好きです。3人の友情も良かったです。

★★★★☆ 4+

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