御用絵師一丸2017/08/21

「御用絵師一丸」 あかほり 悟・著 招き猫文庫
世は老中・水野忠邦の天保の改革の真っ最中。大奥を取り仕切る広大院に仕える、御用絵師の一丸には絵師として生きる顔の他に、命令を受け、裁けぬ悪を討つ、殺し屋としての顔があった。
読みやすくて、読んでいるとマンガのようなイラストが思い浮かぶような本でした。でも宿命とか、武士としての厳しい生き方など、この時代の思い通りにならない人々の話が多かったです。