おじいちゃんはデブゴン2017/06/06

おじいちゃんはデブゴン
「おじいちゃんはデブゴン」 新宿武蔵野館
かつて人民解放軍の中央警衛局で要人警護にあたっていたディン(サモ・ハン)は、退役後、北京からロシア国境に近い中国最北東部にある故郷の村、綏鎮市に移り住み、独り暮らしをしていた。近頃は物忘れがひどく、認知症の初期と診断されている。
ディンが唯一心を許すのは隣家に住む少女チュンファ(ジャクリーン・チェン)だけだった。彼女の父レイ(アンディ・ラウ)はギャンブルにおぼれていた。レイの借金がもとで、マフィアと揉めて、チュンファが誘拐されそうになるが、ディンが老人とは思えぬカンフーで阻止する。記憶は薄らいでも拳法の腕前は落ちていなかったディンは、マフィアたちを掃討するため立ち上がる…。
アクション以外は、太っていて動きもにぶいサモ・ハン演じる主人公ディンなので、話もゆっくりとしたペースで進んでいくように思いました。特に少女とのふれあいや思い出回想が多くて、まどろっこしいです。感動させようとしているのはわかるのだけど。家主の女性がディンにほれているのも説得力がないし、伏線かと思わせていたことが、なんでもなかったりしました。もっと認知症をうまく利用したボケをかましてほしかったです。それでも見せ場でもあるアクションは良かったです。
サモ・ハンの広い交友関係で、いろいろな人がゲスト出演。わからない人は、なんでこの人が急に出てきたのかと思ってしまうのではないかな。ツイ・ハーク、ユン・ピョウ、エディ・ポンなど、出ていました。

★★★☆☆ 3-