お嬢さん2017/03/12

お嬢さん
「お嬢さん」 TOHOシネマズシャンテ
1930年代日本統治下の韓国。日本人華族令嬢・秀子(キム・ミニ)のもとへメイドとして雇われたスッキ(キム・テリ)。実は伯爵を名乗る詐欺師(ハ・ジョンウ)と結託していて、秀子を騙して莫大な財産を手に入れようとしている。
人里離れた土地に建つ屋敷で、支配的な叔父の上月(チョ・ジヌン)と暮らす秀子のもとで、メイドとして働きはじめる。献身的なスッキに心を開いていく秀子、スッキもまた秀子に心惹かれるていく…。
3部構成になっていて、A面とB面のようにスッキから見た話と、秀子から見た話が語られ、最後に結末が提示されます。
驚くのがほとんどが日本語で話していること。韓国語の時だけ字幕が出るのだけど、だいたいは日本人には理解できます。
日本風だけど、日本じゃない不思議な豪邸で、そのビジュアルは見ていて面白いです。ちょっと間違った日本みたいなところはあるけど、すごく興味深いです。
色っぽいシーンもあるけど、結構きれいめで、芸術的でした。
原作はサラ・ウォーターズの小説「荊の城」で、ヴィクトリア朝のロンドンの話を、設定を変えて映画化しています。
日本人だと日本語に違和感があって気になってしまうかもしれないけど、ヨーロッパの人がこの映画を見たら、エキゾチックに感じて面白がりそうです。
主役となる2人の女性がきれいで良かったです。
面白いから見てねと思うけど、成人指定です。テレビでは放送できそうにないので、18歳以上の方は映画館でどうぞ。

★★★★☆ 4-

公式サイト 予告編を見たら見たくなりますよ。
  ↓
http://ojosan.jp/