模倣犯4・摸倣犯52016/12/07



「模倣犯4」 宮部 みゆき・著 新潮文庫 


「模倣犯5」 宮部 みゆき・著 新潮文庫 

特捜本部は栗橋・高井を犯人と認める記者会見を開き、前畑滋子は事件のルポを雑誌に連載し話題を集める。そんな折、高井の妹・由美子は滋子に兄の無実を訴えた。さらに、二人の同級生の網川浩一がマスコミに登場し、真犯人は別にいることを主張する…。 
やっと全部読み終わりました。3巻目を読むのが内容からして一番しんどかったです。善良な人が共犯者だと思われることがくやしいし、被害者の気持ちがどんなだったかを想像させるからです。
3巻まではそんなに表だって出てこなかった網川が、世間に注目されていきます。どんな人間かを知っている読者にとっては、いったいどうなるのか、被害者の家族たちはむくわれるのかと、先が知りたくなりました。亡くなった人は戻ってくることはないので、むくわれることはどちらにしてもないのですが、真実が隠蔽されたままでは、うかばれませんから。この本のタイトルがどうして「模倣犯」なんだろうか、「愉快犯」じゃないかと思っていたのですが、最後まで読みすすむと、あえてこのタイトルにしたのだなぁと思いました。

世界の果てまでヒャッハー!2016/12/07

世界の果てまでヒャッハー!
「世界の果てまでヒャッハー!」 シネマート新宿
恋人のソニア(アリス・ダビッド)の父親が経営するブラジルのリゾートホテルへ、友人らと出かけたフランク(フィリップ・ラショー)一行。しかし滞在先のビーチでソニアの祖母も一緒にフランクとお騒がせな友人たちは、どこかへ消えてしまった。残されたハンディカメラの映像を確認しながら、行方を捜そうとするが、写っていたのは、あきれた男たちの行動ばかり…。
フランス映画なんです。軽すぎる男友達。次々とトラブルを起こして深みにはまっていくオバカすぎるムービー。くだらなすぎて、下品過ぎると思いつつも、なぜか爽やかな気分にもなって、面白かったです。
フランスでも、こんなにくだけた映画があるのかと驚きました。

★★★★☆ 4-