リバース2016/06/24

リバース
「リバース」 湊 かなえ・著 講談社
事務機会社に勤める深瀬和久は、平凡なサラリーマン。趣味はコーヒーを飲むこと。近所でコーヒー豆専門店をみつけ、常連となり、そこで出会った美穂子という女性と親しくなる。その美穂子のもとに「深瀬和久は人殺しだ」という告発文が送りつけられる。誰が何の目的で?
美穂子に問われるまま、深瀬は3年前に大学のゼミ仲間との旅行中、亡くなった友人の事故とその真相を語る…。
こんなにコーヒーが出てくる小説だとは、知りませんでした。しかし、よく見るの表紙の絵がコーヒー豆がデザインされていたのです。
イヤミスの女王と言われる湊かなえさん作品なので、想像はしていましたが、最後に衝撃がありました。因みにイヤミスとはイヤな気持ちになるミステリー、後味があまり良くないのです。
この本もハッピーな気分にはならないですが、構成が巧みで、面白かったです。初めから、暗い雰囲気でした。そんな中でも、小説に出てくる<クローバーコーヒー>は、豆が買えて、飲むスペースもあるコーヒー豆専門店。若い夫婦がやっていて、こういうお店が近所にあるのはいいなぁと思いました。

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