カラヴァッジョ展2016/05/09


カラバッジョ展

「日伊国交樹立150周年記念 カラヴァッジョ展」 国立西洋美術館


イタリアのバロック絵画の巨匠ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(1571~1610)の展覧会です。
何度も暴力事件を起こし、ついには殺人事件も起こし、数奇な運命に翻弄され、わずか38歳で熱病でこの世を去った破天荒な画家です。
写実的な人物と、光と陰の表現は、後の画家たちに大きな影響を与えています。

今回の公開は約50点ですが、実際のカラヴァッジョの作品は11点ほどでした。
カラヴァッジョに影響を受けている継承者カラヴァジェスキと言われている画家たちやその周辺の画家の作品が展示されています。


                 《ナルキッソス》1599年頃

 
               《法悦のマグダラのマリア》1606年

所在がわからず400年ぶりに2014年に発見された《法悦のマグダラのマリア》が公開されています。貴重な機会だと思います。色がきれいで、ハッとするほど惹きつけられる絵です。マグダラのマリアの恍惚の表情が印象的です。