完封… 負け2016/04/07



昨日に引き続き、巨人VS阪神戦へ。夕闇迫る東京ドーム。


1塁側3列目。エキサイティングシートのすぐ後ろで、ネットの目の前でした。



今回のシートにはお弁当10%割引券が付いていたので、東京ドームでお弁当を買いました。友人は高橋由伸監督「高橋監督 こだわり鶏と黒毛和牛のプレミアム弁当」


2000円もするんだよ。


私はじゃびっとべんとう。1350円。


オムライスやコロッケ、ハンバーグ、グラタンなど。


布製の巾着付きなんですよ。結構大きい。


友人が桜餅を買ってきてくれました。

試合の結果ですか?好投の菅野投手の前に完封負けの阪神でした。
巨人 3-0 阪神。

一路 上・下2016/04/08

一路
「一路(上)」「一路(下)」 浅田 次郎・著 中公文庫
小野寺一路(おのでらいちろ)は、父の急死により家督を相続。西美濃・田名部の地を治める旗本の蒔坂左京大夫(まいさか さきょうのだいぶ)の参勤交代の供頭として、すべてをとりしきらなければならなくなった。しかし、一路は江戸で生まれ育ち、父から仕事について何も聞かされていなかった。不手際があればお家取り潰しとなる。関わりを恐れてか、親戚らも協力を得られないなか、先祖が記した参勤の記録をみつけ、時代を経て省略されていることも多いが、古式ゆかしい作法を復活させるということで、その家伝をてがかりに、参勤交代を差配して、中仙道を江戸へ向かう…。
果たして、無事に江戸へたどりつくのか、ちょっと言葉が難しいこともあり、なかなか読むのに時間がかかってしまいましたが、参勤交代の内情がよくわかりました。次々と問題が持ち上がります。過酷な峠越えや、主君の病気、更に陰謀が渦巻いています。一路に協力してくれる人もいます。個性的な人たちがいっぱいでした。
一路だけではなく、複数の視点から語られています。蒔坂家当主は、ウツケと噂されていますが、お殿様ってなかなか大変です。良いキャラクターでした。馬が語るのも面白かったです。
BS時代劇でドラマになっていたようですが、今度NHKの土曜時代劇で5月7日から放送するようです。映像でも見たら、もっと理解できそうです。
表紙絵は画家の山口晃氏。小さくて見えないでしょうが、よく見ると登場人物が描かれています。上下巻を並べると1つの絵になっていたんだなぁ。

モーニングトースト2016/04/09



新宿の“珈琲貴族エジンバラ”でトーストのモーニングセットを食べました。


830円でちょっと高めだけど、デザートにアイスが付いていたし、コーヒーのおかわり1杯は無料です。この写真はアメリカンコーヒーです。

ボーダーライン2016/04/10

ボーダーライン
「ボーダーライン」 新宿ピカデリー
麻薬カルテルを殲滅するため、米国防総省の特別部隊にリクルートされたエリートFBI捜査官ケイト(エミリー・ブラント)は、謎のコンサルタントのアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)とともにアメリカとメキシコの国境付近を拠点とする麻薬組織撲滅の極秘作戦に参加する。リーダーのマット(ジョシュ・ブローリン)の指示で、目的も説明されないまま、無法地帯の攻防を目の当たりにする。ケイトの中で善と悪の境界が揺らいでいく…。
ドニ・ヴィルヌーヴ監督作品は「灼熱の魂」「プリズナーズ」「複製された男」と公開されるたびに見に行っています。ピリピリとした緊張感が持続する映画で、目が離せません。笑いはなかったです。麻薬や銃撃戦が日常的な地域に住む人たちの生活も見せます。制服警官も買収されている人がいて信じられません。残虐なシーンが苦手な人にはおすすめできませんが、良かったです。冒頭が特に気持ち悪かったです。主人公はエミリー・ブラントと思って見ていると、いつのまにか、すり替わっているような印象を受けました。
ドニ・ヴィルヌーヴ監督は「ブレードランナー」の続編を撮ることが決まっています。この監督ならば、是非見たいです。

★★★★☆ 4+

蜜のあわれ2016/04/11


蜜のあわれ

「蜜のあわれ」 バルト9
自分のことを「あたい」と呼び、変幻自在の金魚の実態を持つ少女(二階堂ふみ)と、少女から「おじさま」と呼ばれている老作家(大杉漣)の日常。2人はとめどもない会話をし、仲睦まじく一緒に眠ったり、一緒に踊ったりする。ある時、「おじさま」と関係があった女性(真木よう子)が現れる。その人は幽霊らしい…。
二階堂ふみ演じる「あたい」はコケティッシュで、無邪気、おこづかいをせびったりもするけれど、作家のよりどころでもあります。原作は室生犀星で、妄想が生んだ魅力的な少女という感じがしました。二階堂ふみありきで、成立するかわいさです。様々な赤い衣装がどれも似合います。昔の言葉づかいも良いです。
老作家は「あたい」に翻弄されるけれど、それも楽しいのかもしれません。
芥川龍之介役で高良健吾、金魚売りに永瀬正敏と脇を固め、官能的で文学的なファンタジーの世界でした。でも、ちょっと眠くなりました。時代設定もあり、テンポがゆったりしているせいなのかと思います。

★★★☆☆ 3


劇中着用の衣装が展示されていました。かなり細いです。

焼き鳥2016/04/12

新宿“鳥二郎”で、焼き鳥。他にも食べたけど、写真を撮るのを忘れました。

あやしい彼女2016/04/12

あやしい彼女
「あやしい彼女」 TOHOシネマズ日本橋
苦労して女手ひとつで娘を育て、自分のしたいこともできなかった73歳の瀬山カツ(倍賞美津子)は、ある日ケンカして家を飛び出す。不思議な写真館へ吸い寄せられ、写真を撮ってもらうと、何故か20歳の姿(多部未華子)に戻ってしまう。髪を整え、服をチェンジ。人生を楽しもうと思い始める。町内ののど自慢大会で歌声を披露したら、音楽プロデューサーの目に留まり、孫のバンドでボーカルを担当することに…。
韓国版の「怪しい彼女」のリメイク。韓国版を見ていたから、話はだいたい同じでした。内容がわかっていても面白かったです。多部未華子ちゃんも好きです。かわいかったです。途中吹き出しそうになるところがいっぱいあるし、良い話のところはしんみり。最後まで楽しめました。
多部未華子ちゃん、歌も上手なんですね。懐かしの昭和歌謡が聴けました。

★★★★☆ 4

香り生姜のポークロース生姜焼き2016/04/13

ポークロース生生姜焼き
JR上野駅構内エキュート“みどりのキッチン”で、香り生姜のロースポーク生姜焼きを食べて、いざ国立博物館へ。

黒田清輝展2016/04/13


黒田清輝展

「特別展 生誕150年 黒田清輝 日本近代絵画の巨匠」
東京国立博物館 平成館 
黒田清輝(1866~1924)は18歳でフランスへ、ラファエル・コランに師事。
チラシの絵《湖畔》《読書》が有名です。
フランスにいた時に恋愛関係にあったマリア・ビヨーをモデルにしている絵が《読書》や《婦人像(厨房》です。


《婦人像(厨房)》 1892年

27歳で帰国。日本美術の近代化に尽力した。
 

《湖畔》 1897年
モデルは妻の照子。水彩画のような淡い色合いですが、油彩です。
美しかったです。
展示は約200点。黒田清輝の作品だけではなく、師匠のラファエル・コランや、影響を受けた画家(フランソワ・ミレーなど)、同時代の日本の画家の作品もありました。コランらしい明るい外光がふりそそいでいるような黒田清輝の作品もいろいろありました。


ラファエル・コラン《フロレアル》 1886年 も見れます。


《湖畔》や《舞妓》は、切手になったこともあります。

満足できる展示でした。思ったよりもすいていて、ゆっくり見れました。

君がくれたグッドライフ2016/04/14

君がくれたグッドライフ
「君がくれたグッドライフ」 一ツ橋ホール(試写会)
ドイツ・フランクフルト。ハンネス(フロリアン・ダービト・フィッツ)とキキ(ユリア・コーシッツ)夫妻は、毎年仲間たちとの自転車旅行を恒例にしていた。今回はハンネスの希望により、ベルギーへ行くことになった。
実はALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し余命宣告を受けたハンネスは、最後の目的地として尊厳死の許される国を希望したのだった。旅の途中でハンネスの決心を知った友人たちはショックを隠せなかったが、ハンネスの願いどおりベルギーを目指すことを決意する。
主人公ハンネスが直面する現実は厳しいです。尊厳死は、日本では選択するのが、現実的ではないので、ハンネスのように、強い意志を持てないと思います。愛する妻や母、兄弟がいて、たとえ不治の病でも少しでも長生きしたいと思ってしまうのが普通だと思います。家族は、なんとか思いとどまらせようと説得します。
ベルギーは行ったことがありますが、ブリュッセルのような都会しか知らなかったので、田園風景が美しいのだなぁと思いました。印象派など、ヨーロッパの絵画のようでした。
個性的な仲間たちが一緒で、しんみりとなるばかりではなく、明るいところもありました。命と向き合う話で「母の身終い」というフランス映画を思い出しました。

★★★☆☆ 3