葛城事件2016/04/28

葛城事件
「葛城事件」 ユーロライブ(試写会)
理想の家族を築くはずが、家族を抑圧して支配しようとする父(三浦友和)、やがて神経を病む妻(南果歩)、リストラされ誰にも相談できない長男(新井浩文)、ひきこもりで無差別殺傷事件を起こす次男(若葉竜也)。死刑が確定した次男と死刑反対の立場から獄中結婚する女性(田中麗奈)を加え、家族の歯車が狂っていく葛城家の歴史が描かれる。
まず目に付くのが食べ物を食べているシーン。コンビニのお弁当など食べていることが、とても多いと思う。事件の前のことと、後のことが織り交ぜながら語られていく。
子どもたちが小さい頃は、幸せそうな家族なんだけど、どこが間違ったのか、考えさせられる。ベテランの三浦友和と南果歩は若い頃の役も演じているけど、自然で違和感なかったな。若い時は若く見えた。死刑囚と獄中結婚する人の気持ちはわからないものの、どの役の人も、役柄に合っていたと思う。
特殊な家族ではない。厳しい社会の現実が家族を窮地に陥らせているのかもしれない。人の家で起こることと言い切れるのだろうか。
楽しさはないけど、良質な映画だった。

★★★★☆ 4