スリジエセンター19912016/03/16

スリジエセンター
「スリジエセンター1991」 海堂 尊・著 講談社
手術を受けたいなら全財産の半分を差し出せと言う天才外科医・天城は、東城大学医学部でのスリジエ・ハートセンター設立資金捻出のため、公開手術を目論む。急進的な病院改革をすすめようとする佐伯教授や、それに抵抗する反対勢力らが画策し、天城先生の去就も影響を受ける。
前作「ブレイズメス1990」同様、わがままだけど、個性的で魅力ある天城先生と、そのつかいっぱしりをさせられている世良先生のコンビがとても良かったです。この本はタイトルからしてスリジエセンターができたという話なのかと思ったら、そうも簡単にはいかないです。主に院内政治を目の当たりにします。後に院長になる高階先生も、良い人なのか悪いのかよくわからなくなります。いろいろな話に登場する人物たちが出てきて、膨大な大学病院の歴史を見ている気分になります。医師だけでなく看護士や医学生もいるし、全体の作品を読むと、どんどん奥が深くなっていきます。
ブラックペアンシリーズは特に良かったです。「ブラックペアン1988」「ブレイズメス1990」「スリジエセンター1991」の順に読んで、最後にはビックリさせられました。海堂尊の全作品を読むのは難しいかもしれないけどこの本を読む方は「ブレイズメス1990」だけは先に読んだ方が良いと思います。

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