母と暮せば2016/01/07

母と暮せば
「母と暮せば」 丸の内ピカデリー
終戦から3年後、長崎で助産婦をして暮らす母・伸子(吉永小百合)の前に、原爆で亡くしたはずの息子・浩二(二宮和也)の亡霊が現れる。
浩二の恋人だった町子(黒木華)は、母を気づかい、いつも手伝いに来てくれる。まだ若い町子の幸せを考え浩二と母は話をする。息子と会えて、奇妙だけど、特別な時間が描かれる…。
戦争の厳しい悲惨な状況は、それほど出てこないが、残された者にやるせない悲しみを与え、有望な若者たちの将来を奪ってしまったことを、静かに語っています。吉永小百合さんが、とても上品でした。当時の長崎の町や、乗り物、食事、家の様子など、リアルでした。戦後の生活の様子がわかるし、長崎という土地柄、キリスト教徒らしさが、出ていました。
二宮和也さんも、回想シーンもあって、若い役も違和感なかったです。ガクランも似合います。黒木華さんと共に、良かったです。泣けました。
「赤めだか」「坊ちゃん」「フリーター、家を買う」のスペシャルを見て、最近二宮君をよく見ている気がします。どれも、違う役を演じわけていて、なんとも味がありますね。

★★★★☆ 4

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