リトルプリンス 星の王子さまと私2015/11/28

リトルプリンス 星の王子さまと私
「リトルプリンス 星の王子さまと私」 TOHOシネマズ日本橋
主人公は教育熱心なママに管理されている9歳の女の子。新しく引っ越した家の隣りには、風変わりな老人が住んでいた。飛行機乗りだったという老人は、庭で飛行機の修理をしたり、夜は星を眺めたりしていた。次第に老人と女の子は仲良くなり、若い頃に砂漠で出会った星の王子さまの話を教えてもらう。ある日、老人が倒れて救急車で運ばれる。女の子は老人が会いたがっていた星の王子さまを探すために、飛行機に乗って空へ飛び立つ…。
「星の王子さま」の内容も説明されながらも、その後の話のようになっていました。大人になった王子さまも出てきて、ちょっとびっくりした。もともと「星の王子さま」って、哲学的な話なので、子供向けアニメ映画にはフィットしていないです。小さい子には難しいかもしれません。私は「星の王子さま」が好きなんで、飛行士が長生きして隣りに住んでいるというのも違和感を感じました。
絵はとてもきれいで、物語の中の王子さまの話は、ストップモーションアニメで、原作の雰囲気を大切にしていて好印象でした。
でも、ちょっと退屈だったかな。ママはもともと子どもを愛しているけど、急に理解をしめしてくれる良いママの変身してしまったように思いました。「星の王子さま」を読んだことのない人には、説明が少ないかもしれないです。アニメを見てから読んでみようと思う人はいるかもしれないですね。
字幕版で鑑賞しましたが、声優陣が豪華でした。ジェフ・ブリッジス、レイチェル・マクアダムス、ジェームズ・フランコ、ベニチオ・デル・トロ、マリオン・コティヤール、ポール・ジアマッティなど。
監督は、「カンフー・パンダ」のマーク・オズボーン。「カンフー・パンダ」は大好きです。

★★★☆☆ 3-