ラ・マンチャの男2015/10/12

ラ・マンチャの男
「ラ・マンチャの男」 帝国劇場
16世紀、セビリアの牢獄に、セルバンテスと従僕が投獄された。新入りの彼らに対し、牢名主は詰問。セルバンテスは即興劇で申し開きをしようと思い立つ。囚人たち全員を配役にした劇で、ドン・キホーテという騎士の物語。
1965年初演のブロードウェイミュージカルで、日本では1969年から主演・松本幸四郎で演じ続けられています。有名な舞台だけど、初めて見ました。ドン・キホーテが立ち寄った宿屋で、アルドンサという女性と出会いますが、あばずれ女のその人を憧れの麗しの姫として見えてしまうのです。その役を元宝塚の霧矢大夢が演じています。
ずいぶんと後ろの方の席だったので、迫力はあまり感じられませんでしたが、ロングランミュージカルだけあって、面白かったです。こういう内容だったのかと初めてわかりました。途中に休憩がなかったのは、珍しいです。一気に見れるのと、その分、早く終わるのが良かったです。
幸四郎さんの歌舞伎以外の舞台をかなり昔に見たことがあったなぁと、懐かしく思い出しました。

假屋崎省吾の世界2015/10/13


假屋崎省吾の世界

「華道家 假屋崎省吾の世界」 目黒雅叙園
お華を習っている友人に誘われて、行ってきました。デパートの催しでは行ったことありますが、目黒雅叙園では、東京都指定有形文化財である「百段階段」を登りながら、途中にある部屋に飾ってある作品を鑑賞します。
「千と千尋の神隠し」の湯屋の参考にしたと言われる豪華絢爛な部屋に、負けないくらいのダイナミックな作品が並べられています。


部屋の中の写真は不可なので、入口にあった作品です。

結庵ミニコース2015/10/14

目黒雅叙園の“結庵”でランチを食べました。


三種のピンチョス。


さつまいものクリームスープ。


真鯛と小海老のパイ包み焼き。


生姜風味の豚バラ肉のスープライス。


栗のケーキ。あとコーヒーが付いて2300円。土日祝日ランチタイム限定メニュー。
ちょっと高級だけど、おいしかったし、ゆっくりできたのが良かったです。

メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮2015/10/15

メイズランナー2
「メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮」 一ツ橋ホール(試写会)
「メイズ・ランナー」のシリーズ第2作。ようやく迷路の出口にたどり着いたトーマス(ディラン・オブライエン)たち。巨大な施設に収容されたが、そこも信用できずに、外に出ると全てが崩壊した砂漠のような世界だった。危険な人間たちや、謎の組織「WCKD」に追われながら、安息の地を目指すが…。
ゾンビやお化け屋敷風?な試練が、次々と襲いかかります。1作目にでてきた迷路は1つだけじゃなく、他にもたくさんの若者たちが逃げてきたようです。謎はまだよくわからないし、敵なのか味方なのかを疑いながら、話は進んでいきました。完結するところも見てすっきりしたいけど、それは3作目を待たないといけないようです。
敵対する「WCKD」のリーダーがパトリシア・クラークソンで、最近の映画「しあわせへのまわり道」の主演女優さんでした。ずいぶんイメージが違います。

★★★☆☆ 3

黒豆と抹茶のケーキ2015/10/16


黒豆と抹茶のケーキ

本八幡“ぽえむ”の黒豆と抹茶のケーキ。


アメリカン。かわいらしいカップでした。

ポプラの秋2015/10/17

ポプラの秋
「ポプラの秋」 シネスイッチ銀座
大好きな父親を突然亡くし、母(大塚寧々)とポプラ荘へと引っ越してきた9歳の千秋(本田望結)は、大家のおばあさん(中村玉緒)と出会う。初めはおばあさんのことが苦手だったが、「自分は亡くなった人に手紙を届けることができる」と、不思議なことを口にするおばあさんの言葉を信じるようになり、天国の父に手紙を書き、託すことにする…。
「夏の庭 The Friends」の湯本香樹実が原作なので、そういえば共通するところがあります。子どもから見ると、おばあさんは“死”に近い存在。おばあさんが死ぬ時に、手紙を一緒に持って行ってくれるというので、それを頼ってしまいます。父を失って、落ち込んでいた主人公は、手紙を書くことで、元気を取り戻していきます。後になると、そんな人々がたくさんいて、おばあさんに救われていたことがわかります。同じアパートの住人が藤田朋子と宮川一朗太で、良い味を出していました。静かで穏やかな映画だけど、味わい深いです。

★★★☆☆ 3

展示会のお弁当とその後の甘味2015/10/18



着物の展示会へ行ってきました。そこで食べたお弁当。和風のスタンダードなお弁当です。ご飯がぎゅっと詰めて入っていて、堅いかも。もし、ご飯があったかければ、更に良いけど、おいしかったです。


展示会は人が多くて、疲れてました。終わってから、友人が甘いものを食べたいと言いました。そう言われれば私も食べたい。“麻布茶房”の白玉クリームあんみつ。

オムライス2015/10/19



友人と“卵と私”へ行きました。ポルチーニのクリームソースオムライス。秋のおすすめメニューです。


友人はスフレオムレツラザニアだって。ラザニアの上にフワフワのオムレツがのっています。

岸辺の旅2015/10/20

岸辺の旅
「岸辺の旅」 テアトル新宿
3年前に夫の優介(浅野忠信)が失踪。妻の瑞希(深津絵里)は、喪失感を抱きつつピアノを教える仕事をしていた。
ある日、突然帰ってきた優介は「俺、死んだよ」と瑞希に告げる。「一緒に来ないか、きれいな場所があるんだ」との優介の言葉に瑞希は2人で旅に出る。それは優介が失踪からの3年間にお世話になった人々を訪ねていく旅だった…。
「ポプラの秋」を見たせいか、同じ湯本香樹実が原作の映画なので、気になりました。カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で監督賞を受賞しているので、どんな内容なのかなぁと思っていました。
死んだはずの夫が戻ってきて、一緒に旅をするというかなり奇妙な話です。夫の姿は他の人にも見えるし、触ることもできるのです。食事もしていました。夫が死んでから、戻ってくるまでに新聞配達や中華屋の仕事を手伝っていたようで、それも奇妙なんですが、夫は皆に親しまれています。夫婦で働きながら逗留させてもらいます。夫も妻も淡々としているのです。お互いが深く愛し合っていることを確認してきます。いかにも日本的な情景で、特別な所ではなく、地方の住宅地や田舎町、海辺の町を旅します。死者と旅をするロードムービーというところでしょうか。ちょっと眠くなりましたが、不思議な味わいの映画でした。

★★★☆☆ 3

図書館戦争 THE LAST MISSION2015/10/21

図書館戦争
「図書館戦争 THE LAST MISSION」 TOHOシネマズスカラ座
国家による思想検閲やメディア規制が横行する近未来の日本。本を読む自由を守るため結成された図書隊は、監視目的の部隊・メディア良化委員会と攻防している。図書隊の特殊部隊(タスクフォース)に所属する上官・堂上篤(岡田准一)や笠原郁(榮倉奈々)らに、この世に1冊しか存在しない「図書館法規要覧」の一般展示が行われる芸術の祭典の会場を警備の指令が下される。単に警備のための戦いではなく、その裏には図書隊の解散を目論む手塚慧(松阪桃李)が仕掛けた罠が潜んでいた…。
入隊したばかりの頃に比べると、郁も成長していて、男に負けないくらい強くなっています。硬派な話とロマンスがあって、とても面白かったです。原作を読んでいるので、省略されていることも多々ありますけど、内容をふまえつつコンパクトに映画らしくまとめてあると思いました。普通は原作読んでいると、どうしても不満が出るものですが、キャスティングは私は満足しています。
岡田准一クンのキレのあるアクションも良いし、こそばゆい恋愛模様もちょっと進んでいるかなと思いました。そして仲間たちの結束が強くなっていることを感じさせます。
よく考えると、本の為に、1つの国の中で戦争のような銃撃戦をするなど、荒唐無稽な話かもしれないけど、とにかく面白いから良いのです。映画にもなっているレイ・ブラッドベリの「華氏451」が好きなのですが、この話を彷彿させます。書物を読むことを禁じられた未来の話なので。本が好きな人には共感できるのではないでしょうか。原作のボリュームからするともう1本くらい映画を作るのではと思いますが、どうなんでしょう。スペシャルドラマ「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」も見ましたが、こちらも良かったです。

★★★★☆ 4