Spice -映画・本・美術の日記-

「僕僕先生　零」　仁木　英之・著　新潮文庫
「僕僕先生」シリーズで、僕僕がまだ王弁の師匠になる遙か昔の物語。
天地が今よりもずっと熱く、神々がその主人だった頃、神仙たちの社会に異変が起きた。水を司る神・拠比は、相棒の料理仙人・僕僕とともに異変を解消すべく、創造主・老君が天地開闢に用いた宝具「一」を探す旅に出る。
今まで読んでいたシリーズとは、違いました。僕僕は純真無垢で、拠比のために料理を作って食べさせることが重要な役割になっています。他の人にもごちそうしてあげて、皆がその味に歓心してくれます。
地名もよくわからないし、とにかく名前が難しいので、私は何がなんだっけ？と、わからなくなりました。著者が伝えたかったことを、自分はちゃんと理解できていないと思います。映像が浮かんでこなかったのです。これがアニメになっていたら、楽しそうなんですけど、自分の想像力ではピンときませんでした。