野良女2015/08/05

野良女
「野良女」 宮木 あや子 光文社文庫
タイプの違う、アラサー女子たちのあれこれ。年上社長とつきあうお嬢様、遠距離恋愛、DV男にハマる人、不倫に溺れる人など、友達同士の女性たちが、各章で主人公になって語っています。
せつなかったり、おかしかったりの話です。タイトルの「野良女」っていうのも、あっているかも。初めはあけすけ過ぎる女子会トークに引きましたけど、全体的には良い話でした。宮木あや子さんの本は、何冊か読んでいるけど、今まで読んだ本とはタイプが違っていました。こういう話も書く方なのだなぁと思いました。
女子が読んだら、結構面白いけど、男の人は、女性はこんな会話をしているのかとビックリするかもしれません。私には特殊な人たちのように思えたけど、まわりにこういう人がいないせいでしょうか。どん引きするところもあるけど、友達同士が良い関係でもあります。もうすぐ30歳の人たちには参考になるのかなぁ。私にはちょっと登場人物が多くて、どれがどれだっけ?と混乱しました。