お文の影 ― 2015/01/27
「お文の影」 宮部みゆき・著 角川文庫
「ぼんくら」シリーズや「三島屋」シリーズの登場人物が出ている話もある6編の短編集です。宮部みゆきの時代小説ファンにはうれしいし、シリーズを読んでいなくても楽しめます。どれも怪奇小説風なのですが、おかしいところもあって、短かい話ながら、1つ1つの完成度が高く、宮部みゆきのエッセンスがギュッと詰まっています。厳しくせつない話もあります。表題作にもなっている「お文の影」や「ばんば憑き」は、悲しい内容でしたが、1つ目の「坊主の壺」は、なんとも不思議な話です。他には怪物退治的な話がいくつかあって、私はそういう話が良かったです。
「ぼんくら」シリーズや「三島屋」シリーズの登場人物が出ている話もある6編の短編集です。宮部みゆきの時代小説ファンにはうれしいし、シリーズを読んでいなくても楽しめます。どれも怪奇小説風なのですが、おかしいところもあって、短かい話ながら、1つ1つの完成度が高く、宮部みゆきのエッセンスがギュッと詰まっています。厳しくせつない話もあります。表題作にもなっている「お文の影」や「ばんば憑き」は、悲しい内容でしたが、1つ目の「坊主の壺」は、なんとも不思議な話です。他には怪物退治的な話がいくつかあって、私はそういう話が良かったです。
最近のコメント