おみおくりの作法2014/12/07

みおくりの作法
「おみおくりの作法」 シネマート六本木(試写会)
ロンドンに暮らす民生係のジョン・メイ(エディ・マーサン)は孤独死した人を弔うのが仕事。丁寧に誠意をこめて仕事をしていたが、人員整理で解雇を言い渡される。自宅の真向かいに住んでいた男の死が、最後の案件となり、その男ビリーの家族や関わりのある人を探して、葬儀に出席してもらう為に、訪ねていく…。
故人の部屋を見て、好きだった音楽や人柄を調べ、こころをこめた弔辞まで作成するジョン・メイだったが、彼自身はいつも1人。毎日を同じように生活しています。几帳面な仕事ぶりが映し出されていきます。とても良い人だということがわかります。映像も構図が面白いのです。すべてがきっちり計算されているように思います。彼の性格のように。
いつのまにやら、見ている方は、彼を応援してしまうと思うんですよね。期待してしまうと、話は意外な方向へ…。
ネタバレしてはいけないし、前知識なく見てほしいので、これ以上は書きません。温いものがこみあげてきて、心が洗われるような映画でした。何も考えずに、映画館で見てしまいましょう。

★★★★★ 5

コメント

トラックバック