おやすみラフマニノフ2014/04/10

おやすみラフマニノフ
「おやすみラフマニノフ」 中山 七里・著 宝島社文庫
ヴィオリン奏者を目指す音大生の晶、プロへ切符を目指し、熱心に練習しているが、授業料を滞納する貧乏学生。ある日、完全密室で保管される、時価2億円のチェロ、ストラディバリウスが盗まれた。その後も、演奏会を中止させようとするような不可解な出来事が…。
「さよならドビュッシー」の続きになっていますが、別の事件が起こります。推理役は音大講師で、将来を有望視されているピアニストの岬洋介です。問題も解決し、良い方向へ導いて行きながら、トリックと犯人を推理します。ラフマニノフの名曲に彩られて綴られる音楽ミステリー。
好みもあるでしょうが、私は「さよならドビュッシー」よりもこちらの方が面白かったです。岬洋介のことが、どういう人かわかっているので、安心して読めました。舞台が名古屋というのも、好感度アップ。音楽だけでなく、晶のアルバイト先の話などもあって、面白かったです。最後には絡んだ糸がほぐれていくような気がしました。

コメント

_ かよりん ― 2014/04/10 05:36

続編の「いつまでもショパン」もあるから買わないで待っていてね

_ spice管理人 ― 2014/04/10 10:50

かよりんさん
ありがとうございます。「いつまでもショパン」も楽しみです(^O^)
このシリーズ読みやすくて、クラシックのこと詳しくないけど、ハマってます。

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