バチカンで逢いましょう2014/03/27

バチカンで逢いましょう
「バチカンで逢いましょう」 ドイツ文化会館ホール(試写会)
夫に先立たれたマルガレーテ(マリアンネ・ゼーゲブレヒト)は、娘家族の家に行くが、老人ホームをすすめられ、納得がいかない。前から強く願っていたローマ法王に会うために、1人でバチカンに向かう。マルガレーテには、ローマ法王に会って、どうしても懺悔したいことがあったのだ。孫娘がローマにいるので、彼女が恋人と同棲しているアパートに転がりこむ。バチカンでロレンツォ(ジャンカルロ・ジャンニーニ)という男性に出会うのだが、騙されたことを知り、つっかかっていく。持ち前の明るさで、ドイツ料理のシェフとなって、廃業寸前の店を建て直したり、様々な事件を起こしながらも、周囲の人を幸せにしていくハートウォーミングストーリーです。
敬虔なカトリックで、真面目なマルガレーテなのだが、バイタリティあふれ、行動力のあるおばあちゃん。娘のマリーもやってきて、母娘3代の女性の物語でもあります。実話を基にしているので、ちょっと複雑です。マルガリーテはドイツ人なのですが、結婚後にカナダに移住しています。娘と孫はカナダ育ちです。マルガレーテの作る母国バイエルン料理は豚のカツレツやデザートのカイザーシュマーレンなど、おいしそうでした。
全体的にドタバタとしているのだけど、クスクスと笑って見れる映画でした。
試写会の前に主演のマリアンネ・ゼーゲブレヒトの舞台挨拶がありました。「バグダット・カフェ」で有名になって、25年もたっているのですが、でもあんまり、あの頃と変わっていないような感じがしました。この映画のマルガレーテのように、ほがらかで、見ているだけで、こちらも微笑んでしまうような人でした。

★★★☆☆ 3+

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