17歳2014/02/22

17歳
「17歳」 シネスイッチ銀座
17歳の少女イザベル(マリーヌ・バクト)は、バカンスに訪れたビーチで初体験をする。やがてインターネットで相手をみつけ、自らの身体を売るようになる。しかし、客の1人にトラブルがあり、隠されたイザベルの生活が家族に知られることになる…。
少女から大人の女になる、微妙な年頃のイザベルの複雑な心情を描いています。それはちょっとミステリアスでもあります。お金ためというよりは、自分の価値を確かめているような感じ。美しい主人公から目が離せなくなります。化粧やファッションで、雰囲気が変わり、このチラシの人と映画冒頭に出てきた女性が同じ人だとは、思えなかったです。大人の女性に見えたり、高校生に見えたりします。いかにもフランス映画らしいです。映像もおしゃれだし、同級生や家族の中で独特の距離を置いている冷めた感じの主人公、かっこいいです。
日本で援助交際を繰り返す高校生を主人公に映画を撮ったとしても、こうはいかないと思います。

★★★★☆ 4