ほとりの朔子2014/01/20

ほとりの朔子
「ほとりの朔子」 シアター・イメージフォーラム
浪人中の朔子(二階堂ふみ)は、叔母(鶴田真由)と共に、もう一人の伯母がヨーロッパ旅行へ出かける間の、留守番をしに海辺の街へやってきた。叔母の知り合いの兎吉(古館寛治)や、その甥で高校生の孝史(太賀)などと知り合いになり、一緒に過ごしたりして、変化のある数日を過ごす…。
18歳のひと夏の物語です。受験に失敗し、自分のやりたいことに悩み、複雑で微妙な年頃です。おだやかな田舎暮らしや淡い恋の話なのかと思うと違っていて、人間関係が入り組んでいるし、かなり変わっている人達が、朔子の前に次々と登場します。恋らしきところもあることはあります。
暑い夏の話なので、今の季節に公開するのが違和感があるんだけど、かわいらしい二階堂ふみのリゾート風ファッションが見どころです。若者らしい服装もあるし、写真の赤い服などは、ドキッとするほど、大人っぽく感じました。
何かを訴えかけてくるとか、すごい大事件が起こるというのではなく、ひと夏を日記風に見せてくれるような映画でした。退屈じゃないけど、テンポが遅く感じました。
映画祭でいろいろ賞を受賞しているようです。そのせいなのか、なぜか英語の字幕付きでした。

★★★☆☆ 3+