もう二度と食べたくないあまいもの2013/06/10

もう二度と食べたくないあまいもの
「もう二度と食べたくないあまいもの」 井上 荒野・著 詳伝社
短編集です。タイトルからすると甘いものが出てくるのかといえばそうでもなかったけど、食べ物はいろいろ出てきました。結婚、不倫、離婚の話が多かったです。恋愛の終焉がきたら、なんとも説明しがたい気持ちがあって、それは本人でも、うまく説明することはできず、衝動的な行動をとっていたりするものです。その説明しがたい気持ちを、なんとも上手に文章にしてくれているのです。やるせなさだったり、ほろ苦さだったり、面白い短編集でした。
写真は私が読んだ単行本の表紙ですが、文庫本も出ています。

エミール・クラウスとベルギーの印象派2013/06/11



東京ステーションギャラリーで始まった「エミール・クラウスとベルギーの印象派」へ行ってきました。
光に満ちた田園風景の中の、人々の暮らしを描いた絵が美しいです。


エミール・クラウス「レイエ河畔に座る少女」

ベルギーへ留学していた画家の児島虎次郎と太田喜二郎は、エミール・クラウスに学んだことがあるそうです。なるほど彼らの作品も光を巧みに取り入れた作品が多いです。


児島虎次郎「和服を着たベルギーの少女」大原美術館から来ていました。


太田喜二郎「麦秋」 日本の風景だけど、明るい印象派風、点描法で描かれています。

生活良好の詰め合わせ2013/06/11

当たりました
「生活良好(くらしりょうこう)」の7品詰め合わせたものが当たりました。私が実家の住所で応募しておいたものですが、母からこういうものが送られてきたと写真添付でメールが送られてきました。当たったのはうれしい驚きだけど、携帯電話や機械が苦手な母がメールに写真が添付できるんだと驚きました。らくらくフォンみたいな電話機だけど。

台湾女ひとり旅2013/06/12

台湾女ひとり旅
「台湾女ひとり旅」 ヒラマツオ・著 中経出版
10月に台湾旅行することになったので、台湾のことが簡単にわかりそうな本を読んでみました。コミックエッセイで、マンガと一部写真で構成されています。同じアジアでも、やっぱりそこは異国、知らないことがいっぱいあります。私が行ったことがあるアジアは香港、シンガポール、中国(西安)ですが、台湾は行ったことがありません。私が行くのはひとり旅ではなく、団体旅行だけど、参考になりました。
読み物としても面白かったです。
イラストレーターの著者が友人が住んでいる台湾に遊びに行って、台湾の文化に触れ、人の温かさに惚れて、台湾にハマり、リピーターになったようです。
一番驚いたのは地下鉄構内では飲食禁止ということ。地下鉄で何か食べようとしているわけじゃないけど、ガムや飴、ペットボトルなどの飲み物もいけないのだそうです。違反すると罰金というので、日本の感覚とはちょっと違いますね。

海街diary2013/06/13

海街diary
「海街diary」 吉田 秋生・著 小学館
マンガ大賞を受賞して有名になりましたが、吉田秋生の「海街diary」です。会社の男の人が、貸してくれました。舞台となる鎌倉方面に住んでいる人なので興味を持ったみたいです。
5巻まで発売されているようですが、私は今のところ4巻まで読みました。鎌倉に住む三姉妹のもとに、父の訃報が届いたところから始まります。両親は離婚し、父とは疎遠になっていましたが、お葬式に行くと、父と再婚相手の間に中学生の娘がいました。父の再婚相手はすでに亡くなっていて、三姉妹とその妹にあたる“すず”との交流が始まります。
それぞれの人生に絡めて、家族の絆や再生を描いています。性格も年齢も違う4人の恋模様などが面白いです。
マンガなのに、鎌倉の空気を感じることができるのも魅力です。実は高校生の時に吉田秋生のサイン会へ行ったことがあります。少女マンガは最近はそんなに読んでいなかったけど、やっぱり良いですね。

はじまりのみち2013/06/14

はじまりのみち
「はじまりのみち」を観てきました。
「二十四の瞳」など日本を代表する映画監督・木下惠介の若き日の話。将来を期待された映画監督だったが、戦争時に戦意高揚を求められて制作した映画「陸軍」のラストが女々しいと言われ、次回作の企画が流れてしまった木下監督(加瀬亮)は、自分の好きなものを撮れないないのなら監督を辞めることを決意する。
脳溢血で倒れた母(田中裕子)をできるだけ静かに疎開先に連れて行くために、木下と兄(ユウスケ・サンタマリア)、便利屋(濵田岳)の3人で、リヤカーで山越えに挑む。途中は暑さや雨に見舞われ、困難の連続で厳しい坂道を延々と登っていかなければならなかった…。
母をリヤカーで疎開先へ連れていくというシンプルな話ですが、96分という短い映画なのに短く感じませんでした。
田中裕子とユウスケ・サンタマリアが出演することは知っていたけど、濵田岳がそんなに重要な役で出ているとは知りませんでした。便利屋の濵田岳は気の良いところもあるのだけど、お調子者で不躾なことろがあって、繊細な木下監督とはソリが合わないのです。でもこの映画での重要な役を演じていて、監督の人生にも影響を与えている人となります。田中裕子が凛としていて美しく、慈愛に満ちています。もちろん加瀬亮もすごく良かったです。宮崎あおいもちょっとだけ出ていて、二十四の瞳を彷彿させるシーンが見れます。ナレーションもやっています。
映画「陸軍」は戦争よりも母子の情愛を描きたかったです。映画の中で木下作品が実際に長く流れます。最後にはたくさんの作品がダイジェストで綴られて、この映画の原恵一監督が木下監督に捧げるオマージュになっています。どんだけ好きなの?という感じもしました。木下監督を皆に広く知ってもらいたいという気持ちがヒシヒシと伝わってきて、興味を持つ人も多いと思うし、原監督の願いは成功していると思います。

★★★☆☆ 3

リサイクルパスケース2013/06/15

東京メトロのスタンプラリーでオリジナルリサイクルパスケースが当たりました。
東京ドームのポスターを再利用して作成されているそうですが、何の部分かよくわからないし、パスケースと言っても差し込めるところが1つあるだけのものです。
巨人ファンの友人にあげようと思って応募したけど、そんなに巨人らしいところがなかったです。GIANTS PRIDE 2013と下の方に書いてあるくらいかな。

オブリビオン2013/06/16

オブリビオン
「オブリビオン」を観てきました。
若干ネタバレ的なところがあるので、これから観る予定の人は注意願います。
2077年、地球はエイリアンの侵略を受け壊滅。人類は他の星に移住、ジャック(トム・クルーズ)は、パートナーのヴィクトリア(アンドレア・ライズブロー)と共に地球に残り、パトロールや無人偵察機のメンテナンスをする任務に就いている。ある日、ジャックは墜落した宇宙船に乗っていた女性を助ける。その女性・ジュリア(オルガ・キュリレンコ)は、ジャックの名前を口にし、ジャックが何度も夢の中で会った女性であった。ジャックは任務の為に、昔の記憶が消されているが、ジュリアは自分の知り合いなのかと考え始める。そんな中、謎の男ビーチ(モーガン・フリーマン)らに拘束されるジャックとジュリア、ビーチにより自分が信じていた世界が、実際は違っていることを説明されるが、にわかには信じられない…。
上空にそびえるスカイタワーで生活し、バブルシップと呼ばれるパトロール機で、偵察に出ているのだけど、そういうものの造形がなんとも美しいんです。スカイタワーから見える空の景色も、澄んだ空や朝焼けなど、うっとりと見てしまいます。
話は、初めの方は疑問だらけ、何をしているのかと、ジャックとヴィクトリアの行動もなんとなくチグハグな感じもします。ジュリアが出てきてから、話が大きく動き始めます。驚愕の真実ながら、なかなか理解が難しい話でした。ネタバレになるので、あまり書けませんが、ゆっくり考えないと難しい話のようでもありました。
ところどころにいろいろなSF映画を思い出させるシーンがありました。かつての地球の風景が無残な姿に変わっている所なんかは「猿の惑星」とかね。でも、よくできているのです。スーパーボウルが行われたスタジアムやペンタゴン、エンパイアステートビルなど。
「スター・ウォーズ」などを意識しているシーンもありますよね。
これは違うかもしれないけど、実写版「宇宙戦艦ヤマト」や「ウォーリー」に似たところもあると思っていましました。
「ウォーリー」はひとり地球に残って、古き良き物などを集めていたでしょう。そういうところ。
つっこみどころはあることはあるけど、映像美とリアルな飛行や戦闘シーンなど、三角関係的なとこもあって、結構楽しめました。
アンドリュー・ワイエスの絵も好きなので、出てきてうれしかったです。

★★★☆☆ 3+

ベルサイユのばら-フェルゼン編-2013/06/17

ベルサイユのばら-フェルゼン編-
東京宝塚劇場で「ベルサイユのばら-フェルゼン編-」を観てきました。
18世紀のフランス、スウェーデンから留学して来た青年貴族のフェルゼンは、フランスの王太子妃マリー・アントワネットと恋に落ちてしまう。革命の足音が忍び寄る中で、2人の愛は激動の時代の波に飲み込まれていく…。
友人に誘われて、久しぶりに宝塚劇場へ行ってきました。その友人も私も「ベルサイユのばら」はマンガで読んでいて、夢中になっていたことがあるので、話はすでに頭の中に入っていました。宝塚独特の世界で、セットも衣装も豪華できらびやかでした。
フェルゼン編ってどうなの?と思ったけど、やっぱりオスカルやアンドレのシーンもちゃんとあるのね。そうでないと、キツいし。フェルゼンのことが好きなオスカル、それを見守るアンドレってね。
あーでも、なんか不思議なカクカクとしたダンスとか、プッと笑っちゃうようなところもありました、フランス革命の戦いでも、みんなで踊っちゃうというのも、どうも宝塚に慣れてないので、違和感があります。そういうものなんだろうかと思いました。
フェルゼンはなかなかかっこ良かったし、かわいい衣装や歌と踊りもいっぱいあって楽しかったですけどね。

アジフライ2013/06/17

宝塚劇場へ行く前に食べたアジフライのランチです。
日比谷シャンテの栗原はるみさんのお店。
週末なので結構混んでいました。
アジフライは6月の月替わりメニーです。
すごーく久しぶりに会った友人と行ったので、おしゃべりに夢中で、あまり味わっていなかったかも。サクっと揚がってました。