オブリビオン2013/06/16

オブリビオン
「オブリビオン」を観てきました。
若干ネタバレ的なところがあるので、これから観る予定の人は注意願います。
2077年、地球はエイリアンの侵略を受け壊滅。人類は他の星に移住、ジャック(トム・クルーズ)は、パートナーのヴィクトリア(アンドレア・ライズブロー)と共に地球に残り、パトロールや無人偵察機のメンテナンスをする任務に就いている。ある日、ジャックは墜落した宇宙船に乗っていた女性を助ける。その女性・ジュリア(オルガ・キュリレンコ)は、ジャックの名前を口にし、ジャックが何度も夢の中で会った女性であった。ジャックは任務の為に、昔の記憶が消されているが、ジュリアは自分の知り合いなのかと考え始める。そんな中、謎の男ビーチ(モーガン・フリーマン)らに拘束されるジャックとジュリア、ビーチにより自分が信じていた世界が、実際は違っていることを説明されるが、にわかには信じられない…。
上空にそびえるスカイタワーで生活し、バブルシップと呼ばれるパトロール機で、偵察に出ているのだけど、そういうものの造形がなんとも美しいんです。スカイタワーから見える空の景色も、澄んだ空や朝焼けなど、うっとりと見てしまいます。
話は、初めの方は疑問だらけ、何をしているのかと、ジャックとヴィクトリアの行動もなんとなくチグハグな感じもします。ジュリアが出てきてから、話が大きく動き始めます。驚愕の真実ながら、なかなか理解が難しい話でした。ネタバレになるので、あまり書けませんが、ゆっくり考えないと難しい話のようでもありました。
ところどころにいろいろなSF映画を思い出させるシーンがありました。かつての地球の風景が無残な姿に変わっている所なんかは「猿の惑星」とかね。でも、よくできているのです。スーパーボウルが行われたスタジアムやペンタゴン、エンパイアステートビルなど。
「スター・ウォーズ」などを意識しているシーンもありますよね。
これは違うかもしれないけど、実写版「宇宙戦艦ヤマト」や「ウォーリー」に似たところもあると思っていましました。
「ウォーリー」はひとり地球に残って、古き良き物などを集めていたでしょう。そういうところ。
つっこみどころはあることはあるけど、映像美とリアルな飛行や戦闘シーンなど、三角関係的なとこもあって、結構楽しめました。
アンドリュー・ワイエスの絵も好きなので、出てきてうれしかったです。

★★★☆☆ 3+